ひじきのアレンジレシピ

明日の自分を整えるー健康レシピ

ひじきを使った美味しいお料理をご紹介します。

普段は煮つけと決まっているものです。この頃は、サラダに加えても、イタリアンでも、アイデア次第で様々に調理できるすばらしい海藻であることに気づきました。

ひじきをいろいろなスタイルのお料理に取り入れて、いつもの食事に健康的なひと味を添えてみてはいかがでしょうか。

乾燥ひじき―調理する前に下準備が必要です

乾燥ひじきは、まず水に戻してから調理します。

ボウルにひじきを必要なだけ入れて、たっぷりの水を加えます。そのまま30分置くと、しっとりとした状態になります。スーパーなどで販売されているものは、パッケージにひじきの戻し方が記載されておりますので、その手順どおりに行なうと良いでしょう。

水で戻したひじきを、ざるにあげて水気をしっかりとってから、鍋で沸かしたお湯にくぐらせて、6~7分くらい茹でます。再度ざるにあげて水気をしっかりととります。サラダに使う場合は、粗熱をとっておきましょう。

このように仕込んでおくことで、ひじきをより美味しく調理することができます。

ひじきについての詳しい情報や、調理法、栄養価等のためになる知識を提供している、日本ひじき協議会のホームページは、お料理する際の参考になり、ためになる情報が満載でした。ぜひ、そちらをご覧になることをおすすめします。

今回の記事では、すべてのレシピに芽ひじきを使用しました。

芽ひじきは茎を除いた状態のものになりますから柔らかく、風味が軽いため、様々なお料理に活用しやすいです。

ライスサラダ~ひじきが決めての和風ライスサラダ

材料(二人分)

■ 炊きたてのごはん お茶碗一杯分

■ 乾燥芽ひじき 大さじ2(水で戻してから熱湯でゆがいておく)

■ キュウリ 1本(うす切りして塩もみする)

■ トマト 1個 (1.5㎝くらいの角切りにする)

■ ツナ 1缶(油分、または水分を切っておく)

■ 白きくらげ 大さじ1と1/2 (水で戻しておく)

■ クコの実 15粒くらい (水で戻しておく)

■ すし酢 大さじ5

■ 塩 小さじ1

■ しょうゆ 大さじ1と1/3

■ ごま油 大さじ1

■ ゆかり 小さじ1/2

■ かつお節 大さじ1

トッピング:大葉(細切り) お好みの量をご用意ください

作り方

1. 酢、しお、しょうゆを合わせてなじませたら、ごま油を加えて混ぜ合わせる。水に戻して水気をしっかりとった白きくらげとクコの実、ゆかり、かつお節を加え合わせて、サラダドレッシングのできあがり。

2.このサラダドレッシングをたきたてのごはんに、お好みの味に合わせた分量だけ回しかけ、しゃもじやスプーンなどで切るように混ぜ合わせる。

🌻手早く混ぜることで、ごはんを潰さずパラッとしたサラダごはんに仕上がります。(余ったドレッシングは、別のサラダにかけてお召し上がりください。)

3.粗熱がとれたお酢飯に、ひじき、キュウリ、トマト、ツナを加え混ぜ合わせればできあがり。

🌻冷蔵庫で冷やすと、より美味しい夏のお料理に仕上がります。

美味しいお酢を見つけました。

ふだん、酢のツンとした匂いや味を苦手に感じています。日本自然発酵から販売されている、その名も「おいしい酢」。このお酢は苦手意識なく、炭酸水に割って飲むことができました。ツンとしない優しい風味は、伝統製法によってじっくりと何か月も発酵させていることと、みかん果汁を酢酸発酵で熟成させた「みかん果実酢」がもたらしているものだそうです。原材料は、醸造酢に果糖ぶどう糖液糖、蜂蜜食塩が含まれていて、多様なお料理をおいしく仕上げてくれます。

ひじきとチキンの和風スパゲティ

材料(二人分)

■ スパゲティ 200グラム

■ 乾燥芽ひじき 大さじ1(水で戻してから熱湯でゆがいておく)

■ 舞茸 1パック

■ 鶏むね肉 280グラム(一口大に切る)

■ にんにく 2かけ(粗いみじん切りにする)

■ 大葉 8枚くらい (細切りにする)

■ しょうゆ 大さじ1

■ 酒 小さじ1

■ 塩 ひとつまみ

トッピング:刻みのり、大葉(細切り) どちらもお好みの量をご用意ください

作り方

1.スパゲティを茹でる。

2.スパゲティを茹でている間に、フライパンにオリーブ油をしき、にんにくを入れて中火にかける。にんにくの香りが立ったら、舞茸を焼き付ける。

3.舞茸の香りが立ったら、鶏肉を加えて炒める。お肉に火がとおったら、ひじきを加え、塩、しょうゆ、酒を加えて和える。

4.茹で上がって湯切りしたスパゲティと大葉を加えて全体を混ぜ合わせる。お皿に盛り付けたら、刻みのりと千切りの大葉をトッピングしてできあがり。

ひじきを加えたショートパスタ・サラダ

材料

■ たまねぎ 1/4個(みじん切りして塩小さじ1/2で和える)

■ ミニトマト 6個くらい(二等分に切っておく)

■ りんご 1/2個(いちょう切りして塩ひとつまみとレモン汁小さじ2で和える)

■ セロリ 1/2本 (スジをとり、斜めうすぎりにする)

■ さつまいも 1本(茹でてから2センチくらいの角切りにする)

■ 乾燥芽ひじき 大さじ2(水で戻してから熱湯でゆがく)

■ ゆでたまご 3個

■ ショートパスタ 150グラム

■ 好みのドレッシング 適量

作り方

1.パスタを茹でて湯切りしたものに、塩ひとつまみ、酢大さじ1、オリーブ油大さじ1を加えて和える。粗熱がとれるくらいに冷ましておく。

🌻今回は、甘さと塩味を含んだ優しい風味が特徴の日本自然発酵「おいしい酢」を使っています。そのほかのお酢を使う場合は、お砂糖や蜂蜜などを好みで加えてください。

2.パスタが冷めたら、たまねぎ、りんご、セロリ、ひじき、さつまいもをパスタといっしょに混ぜ合わせる。さらに、ゆでたまごを手で一口大にざっくりと割って混ぜ合わせる。

3.冷蔵庫で冷やしたものを器に盛り付けたらできあがり。

🌻食べる際にお好みのドレッシングをかけてお召し上がりください。

海の恵みが育んだひじきは栄養に富んでいます

日本においてはひじきを食材に用いる歴史が長く、古くは縄文時代から続いていると言われています。ひじきの豊かな栄養によって、老若男女に関わらずだれもが健やかな体を保ってきました。特に、ひじきはカルシウムを豊かに含んでいるのだそうです。

最近ではひじきに含まれているヒ素について警戒する声も多く聞かれますが、乾燥ひじきにおいては水で戻す際に除去できますし、そのあと熱湯で5~6分湯がいて処理しますから、弊害を心配することなく、安心して食べられる食材です。

日本ひじき協議会のホームページでは、日本の食文化におけるひじきの歴史やひじきを使ったお料理なども紹介しており、また、その安全性やひじきに含まれる栄養の豊かさについても情報提供しているので、とても参考になりました(参考:Copyright ©2021 日本ひじき協議会. All Rights Reserved)。

海の恵みが育んだひじきを安心して美味しく頂きつつ、豊富な栄養素が夏の食養生につながる食材、ひじきをいつものお料理に積極的に取り入れたく思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

送り梅雨を迎え、本格的に夏の暑さが増します今日この頃、どうか皆さまの健康が保たれ、安らかでありますように。ひじきの効能を受けて、この夏を颯爽と乗り切りましょう!

タイトルとURLをコピーしました