夏の日差しが降り注ぐ地中海に面した南フランスは、夏のバカンスとして訪れる人たちの心を魅了してやみません。なかでもニースは、世界中の人々に親しまれている美しい都市。「マリンブルーの海を眺めていると、爽やかな風が髪をなでる」、そんな心地良さがあるニースの郷土料理のひとつに、ラタトゥイユがあります。夏の日差しをたくさん浴びた、滋養豊かな夏野菜たちの旨味が凝縮しながら、オリーブオイルとハーブの香味が加わる、とびきり素敵な夏のプロバンス料理です。

ラタトゥイユは日本でも親しまれていて、家庭で手軽に作ることができますね。地中海の風に吹かれながらビーチサイドでマリンブルーの海を眺めると、夏の日差しが降り注ぐ、あの心地良い街を思い浮かべながら、この夏はラタトゥイユに舌鼓してみるのも良いかもしれません。
そして、ラタトゥイユから出る煮汁のこっくりとした風味には、コーンブレッドを添えると、より美味しい一皿になります。ドリンクは、ほろ苦くて冷たいアイスコーヒーがお料理との相乗効果を生み出して、夏の食事をより美味しく堪能させてくれます。
ラタトゥイユとコーンブレッド、夏の定番になりそうなお料理です。

ラタトゥイユは煮込み料理ですが、耐熱ボウルに材料をすべて入れて、電子レンジで調理することもできるので、ぜひお試しください。

ラタトゥイユの作り方
材料
■トマト 2個
■ ズッキーニ 1/2本
■ ナス 1本
■ タマネギ 1/2個
■ 赤パプリカ 1個
■ ピーマン 2個
■ ニンニク 3片
■ バジル 1枝
■ 塩、砂糖 各小さじ1
■ 白ワインビネガー 大さじ1
香味油の材料
■ タイム 1枝
■ ローズマリー 1枝
■ オリーブオイル 50ml
■ コリアンダー(粉末)適量
■ カイエン(粉末)適量
下準備
■ トマトは皮を湯むきし、横半分に切って中の種をスプーンで取り除く。そのあと、大きめの角切りにする。
■ ズッキーニとナスは、厚めの輪切りにする。
■ タマネギは、くし切りにする
■ パプリカとピーマンは、太めの千切りにする。
■ ニンニクは、うす切りにする。
■ タイムは、葉を枝から取っておく。ローズマリーとバジルは、葉を枝から取り、それぞれ葉をみじん切りにする。

作り方
1.香味油を作る。耐熱性のボウルにオリーブオイル、ニンニク、ローズマリー、タイム、カイエンを入れ、電子レンジで2分くらい加熱する。
2.①にすべての野菜を入れる。そこに塩、コリアンダー、バジルを加え、電子レンジで6分加熱する。
3.電子レンジから取り出し、全体を混ぜ合わせてから、さらに10分くらい加熱する。
4.10分後、全体を混ぜ合わせ、まだ加熱し足りないようであれば、さらに4~5分くらい加熱する。
5.全体がしんなりとしたら、粗熱を取った後、冷蔵庫で冷やす。

次は、コーンブレッドの作り方を紹介します。コーヒーを飲みながら、軽食、間食にいかがでしょうか。また、トマトを使ったお料理とも相性良く、朝食、昼食、夕食、いつでもわたしたちの食卓にエッセンスを添えてくれるクイックブレッドです。夏の日には、冷蔵庫で水出しコーヒーを用意しておいて、ぜひお楽しみください。ペースアラウンドでは、優しくて穏やかな風味のコーヒーを提供しています。食事にもおやつにも合わせやすいコーヒーを、ぜひお試しください。森の中の隠れ家 スイーツ/パン/珈琲【pace around】
材料(20㎝×7㎝のパウンド型を使用)
■ バター 100グラム
■ きび糖 70グラム
■ たまご 2個
■ 中力粉 100グラム
■ ベーキングパウダー 小さじ3
■ 塩 小さじ1/4
■ 牛乳 180ミリ
■ コーンミール、またはコーンフラワー 100グラム
下準備
■ バターを室温に戻しておく
■ オーブンを200度に余熱しておく
■ パウンド型にクッキングシートを敷く。あるいはバターを内側に塗り、小麦粉をふりかけたら、型を逆さにして軽く叩きながら粉をはたき、冷蔵庫で冷やしておく。
作り方
1.ボウルにバターを入れて泡だて器でかき混ぜる。
2.バターが空気を含んだら、砂糖を加えてよく混ぜる。
3.②に、溶いた卵を少し加えては混ぜることを3~4回繰り返しながら、生地をなめらかな状態に仕上げる。
4.粉ふるいに入れた小麦粉とベーキングパウダーを、半量だけボウルの上からふるいながら加え、③と混ぜ合わせる。混ぜ過ぎに注意すること。そこに牛乳を加え、ザックリと混ぜる。
5.④にコーンミール(あるいはコーンフラワー)を加えてザックリと混ぜ、粉ふるいに残しておいた粉類をふるいながら加えて、練らないようにさっくりと混ぜ合わせる。
6.⑤を型に流し込み、オーブンで20~30分くらい焼く。

この素敵な夏の一皿には、お肉料理をメインにするのも良いものです。ボリュームが出ますし、夏の夕食にぴったりです。ラタトゥイユとコーンブレッドにはローストチキンが合いますが、今回はお肉を調理する手間を省いて、お店で買っって来た焼き鳥を添えました。いつもの焼き鳥が、おしゃれなお料理に大変身!とても美味しかったです。
「手軽に作れるフランス郷土料理」を最後までお読みくださり、ありがとうございました。酷暑が続く毎日ですが、この記事を読んでくださった皆様が、爽やかな地中海のお料理を堪能しながら、穏やかな夏をお過ごしになりますことを、心から願います。
