台所が暑い夏の日、電子レンジに頼りながらチャプチェを作りました。
お野菜もお肉も電子レンジ加熱で充分美味しくなり、あっという間にできあがり。冷蔵庫で冷やすと、つるんとしたのど越しの良さが夏の疲れを癒してくれる一品となって、大満足です。
食欲が失せるような夏日にうってつけの料理ですので、夏の暑さにバテてしまった日、疲れて仕事から帰宅した熱帯夜、冷蔵庫にこのチャプチェが待っていてくれたら、疲れも夏バテも吹き飛びそうです。
この夏のリピート料理確定~冷やしチャプチェ

材料(2人分)
■ にんじん 1/3本
■ ほうれん草 3束
■ たまねぎ 1/4個
■ ミニトマト 8個
■ しゃぶしゃぶ用牛肉 150グラム
■ たまご 1個
■ 春雨 50グラム
使用する調味料 塩、みりん、ごま油、焼肉のたれ

春雨は太めのものを
選ぶと良いでしょう。
ドン・キホーテには、
太くてまっ白な国産春雨が売っていました。
でんぷんで作られているため
韓国のチャプチェ麺と似た
味と食感で美味しかったです。

下準備
□ にんじんは千切りする。
□ ほうれん草はタテ半分に切って二等分する。
□ たまねぎはうす切りする。
□ ミニトマトは半分に切る。
□ 牛肉は食べやすい大きさに切り、焼肉のたれ小さじ2を和える。
作り方
1.たまねぎをボウルに入れ、焼肉のたれ小さじ1杯と、酢小さじ2と1/2杯を加えて和える。そのまま10分くらいおいたあと、たまねぎから出た水分を除いておく(手で絞らなくても、軽く水分が残る程度でOK)。

このたまねぎと、
半分に切っておいたミニトマトを
いっしょに混ぜ合わせておいても
美味しいです。

2.たまごを溶いてみりん小さじ2杯と酒小さじ1杯を混ぜ合わせ、錦糸卵を作る。
3.にんじんを耐熱の皿に入れ、塩を1~2つまみほどふりかける。全体を混ぜたら、ラップを軽くかぶせて、電子レンジで1分20秒くらい加熱する。そのあと粗熱をとり、ごま油小さじ1/2杯を回しかけて和える。

このレシピでは、
電子レンジを
600wに設定しています。
4.ほうれん草を耐熱の皿に入れ、ラップを軽くかぶせて、電子レンジで2分くらい加熱する。そのあと、冷水にさらし、しっかりと絞って水けをとる。2のにんじんと合わせて混ぜておく。

5.牛肉を耐熱の皿に入れ、ラップを軽くかぶせて、電子レンジで1分半~2分くらい加熱する。お肉がちゃんと加熱されていればOK。

6.春雨をパッケージの表示どおりに調理したら、流水で洗い、ざるにあげて水をきる。ボウルに移して、焼肉のたれ小さじ2杯とごま油小さじ1杯で和える。この中に、1~5の具材を入れて混ぜ合わせれば、できあがり。


韓国の色彩美が反映されている 彩り豊かなチャプチェ
チャプチェを作るときは、それぞれの具材を別々に炒め、タンミョンと呼ばれているヌードルと和えるのが一般的です。タンミョンは、白い春雨とは違って灰色をした、とてもコシが強い太麺です。これを茹でたら湯切りして、ボウルの中でごま油とさとう醤油で甘辛に味付けしておき、そこに炒めたすべての具材と錦糸卵を投入して合わせるのです。

調理する課程では、それぞれの風味が混同しないように注意しつつ、和えるための調味料はみな同じ。そして、味付けしたヌードルのなかに具材を混ぜ合わせる際には、すべての味がひとつとなり、絶妙な調和を生むように意図して作られる、韓国の伝統的なお料理です。ビビンバも然り。チマ・チョゴリのように五色鮮やかな、実に韓国の風情を思わせる料理ですね。そんななかにも、韓国特有の粋と美学が込められているように感じられます。
韓国の婦人たちが調理する様子を見ますと、先ずは卵から焼き、皿に移します。その次に野菜の色合いが薄いもの(たとえば玉ねぎ)から順に炒めていくのです。玉ねぎを炒めたらフライパンに残る油などを拭きとって皿に移し、空いたフライパンでニンジンを炒める。それを皿に移して、さらに色が濃いほうれん草を炒める。『炒める―移す―拭く』を繰り返しながら遂にはお肉を、最後まで手際よく進行していきます。それらの具材を、大きなボウルの中で待機している味付けしたタンミョンのなかに投入し、潔く和えるのです。韓国料理は、味つけも、調理する課程もシンプルでありながら、こだわるところはちゃんと心得ており、手間と丹念さを惜しまない。そして、手際の良さと、潔さを忘れない。そんな韓国人女性の心意気に感心いたしました。

「冷やしチャプチェ~夏の炒めずコリアン」を、最後までお読みくださり、ありがとうございます。この記事がどなたかのお役に立つことがあれば、幸いです。どうぞ、暑い真夏日も熱帯夜も、美味しくて目に鮮やかなチャプチェを冷蔵庫でひやし、夏の疲れを吹き飛ばすことができますように。